ミドルエイジのWebデザイナーは数が少ないという事実
Webデザイナーという職種が確立されたのはいつぐらいでしょうか。
おそらく、ここ10年くらいなのではないかなーと感じています。
私自身この業界に身をおいてまだ3年くらいなので、全体を俯瞰しているかといわれればきっと違うと思います。
まあ、前職の時からずっとWeb制作界隈の情報収集は続けていましたし、ワードプレスも初期の頃から注目していじっていたので、ある程度の信頼性はあるかなと思っています。
インターネット自体が一般に広がっていったのが、ここ25年間くらいなので、職業としてはまだ若い業界です。
インターネット初期の頃は、まだブラウザでできることが限られており、さまざまな機能を実装するエンジニアがデザインも手がけていました。というかデザインという概念があまりなかったように思います。
Webデザインという概念が生まれ、その重要性が言われだしたのは、HTML5,CSS3が生まれた2015年以降が正しいのではないでしょうか。
つまり、それまではエンジニアがデザインを並行しているか、もしくは紙媒体のデザイナーが併用することが多かったようです。
また、私のようなミドルエイジは新卒時代はまだインターネットが普及していない時期でしたので、プログラマーかSEの職に就くのが普通でした。
そこから、キャリアを重ねていけばやがてコードを書くことも少なくなります。35歳定年説という言葉も当時から存在していたので、プログラミング界隈で長くエンジニアに留まるという選択肢はなかったような感じです。
ですので、昔コードを書いていたけど、今は上流工程に移ったから、コーディングからは遠ざかってしまった、デザインのトレンドも追いかけていない、というのがミドルエイジの主流なのではないでしょうか。
強みは経営者層にローンチできること
ミドルエイジのWebデザイナーの強みは、同世代の経営者に直接アプローチできるという強みです。
中小企業の経営者の方々はWebサイトを立ち上げる時に、自分より若い世代にWebの知識でマウントを取られ制作を進めざるを得ないという状況をどのように感じるでしょうか。
やはり、同世代の考え方を共感してもらえる人と仕事をができたらと思うのが普通だと思うのです。