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さたけケーイチ
Webクリエイター
二拠点生活、田舎と都会をいったりきたりのWebクリエイターです。
夏はデザイン・コーディング、冬はスキーインストラクターと、ゆるりと生きてます。

ホームページ制作の相場っていくら?

ホームページをつくりたいという依頼でお話をうかがうと、最初に出てくる問いが、

いくらになるんですか?

と価格を気にされる場合がとても多いです。当然ですよね。

そして、依頼者がやりたい理想をお聞きし、制作の実状からの概算をお伝えすると、いつの間にか話がフェードアウトするということがよくあるんです…。

自分の営業が下手なのかなーとは思いますけど、現実的にコスト圧縮にホント苦労されているだなあ、と感じ身につまされる思いを抱いております。

今回は、「お金がなくてもホームページを持つことは可能だ」ということもお伝えしながら、皆様と良いお仕事ができればと思って記事にしてみました。

目次

結論 Web制作の相場は制作会社とフリーランスでは違う

結論からいいますが、相場はあってないようなものです。

あえていえば、依頼者がどのようなウェブサイトを望んでいるか、それ次第ということになるでしょうか。

まあ、最低価格というものがあるとは思いますが、例えばお店のホームページで必要な項目といえば、

  • メインビジュアル ー お店のブランド認知とメッセージ
  • 新着情報
  • サービス(メニュー)
  • お店について(アクセス)
  • お問い合わせ

と最低限この5つは情報として伝えないと体をなさないということになります。

じゃあ、この場合いくらになるの?

ということですが、制作会社で行う制作工程通りに進めたとして、

大きな制作会社に依頼すると最低でも30万円の値段がつきます。

値付けの基本は、作業量に対しておおよそ各工程の歩掛かりをかけて算出します。

建設会社の見積もりに近い感じです(原材料費はありませんが)。私は遺跡発掘現場を統括していたこともあるので、予算積算や工事見積もりをよく見ていたのでわかるのですが、ホント似ています。

Web制作が人月商売と言われる所以がここにあります。

上の5項目は、ヒアリング→情報設計→デザイン→コーディング→サーバー設定→実装というように複雑な工程を得てページに編集されて公開されていきます。

実装が完了し、点検・納品に至るまで、最低でも2週間、通常で1ヶ月の時間が必要となります。

大きな制作会社に依頼すると各工程ごとに専門家をおき、分業化が進んでいますから、その分コストが上がってしまうことになります。まあ、その代わり、クォリティが高いものはできるんでしょうけど。

そんなに専門家いらないから、もっと値段下がんないのかなー?

その場合は、制作会社は自社のスタッフのリソースを割かないで、フリーランスに業務委託に出すことになります。すると、人件費が圧縮されて値段が安くなるわけです。

フリーランスならデザインからコーディングまで一人でやっちゃうことが多いですので…。

フリーランスへ依頼の相場は

制作会社がフリーランスに依頼した場合は、フリーランスへの委託費+制作会社マージンで価格が決定します。

でも、制作会社が依頼者に「フリーランスに案件流すので安くできますよ」なんて絶対言わないですよね。

つまり、値段のダンピングに応じる会社であれば、それはフリーランスに案件を流していると思ってくださいということがわかるかと思います。

それならば、直接フリーランスに頼んだ方が中間マージンが取られなくて済むので、安くなると考えることができるのではないでしょうか。

では、この場合、上記の5項目の概算見積もりはどれくらいになるのでしょうか?

もづやなら半額の15万円で2週間で仕上げます。

コードを書かない編集なら、10万円を切る価格で可能ですが、期間は10日はかかると思っていただいた方がよろしいかと思います。

詳しくはこちら

これ以上のコスト圧縮はフリーランスといえど、かなり厳しいのかなと感じます。

フリーランスは一人で情報設計からデザイン、コーディングまで行うので。

特にデザインに関しては、クライアントの課題を解決するにはどのような情報が必要で配色やフォント、あしらいをどうするか、デザインコンセプトまで考えないとプロとしての仕事はできません。

この作業が頭と時間を使うんです…。

コンセプトが固まるまで数日を要することは日常茶飯事で、一週間かかってアイデアスケッチがようやく一枚なんてこともあります。

そこからデザインしてコーディングですから。

デザインさえできてしまえば、あとはコードを書く作業は設計図通りに動かせるかどうかなので、エンジニア的な作業となります(これはこれで大変なのですけれど)。

このゼロ→イチの作業はページが増えようが減らそうが、設計上必ず通る道です。

したがってたった5項目のページであっても結構なお金がかかってしまうんです。

2週間近くも脳みそを支配された状態で作業するわけですから、10万円はもらわないと割に合わない仕事ということになるんですよね。

デザインを手がけるということはそれぐらい頭に負荷をかけながらやる仕事だということを理解してもらえるとうれしいなーと思うところです。

もっと安くできる方法はないの?

この問いもよくお聞きします。

ない、と言ってしまうとそれで終了になるので、ここで私が提案するのが、ノーコード制作なのです。

ノーコード制作とは、コードを書かないで、初めから設定されているテンプレートにしたがって情報を入れていくことで制作が完了するツールを使うことです。

最近はそういうサービスを歌いにしてるところもいくつか出始めて、Web制作のハードルがグッと下がってきました。

こうしたツールを使うとサクっとサイトを立ち上げられるので、いい時代になったと思います。

けれども、やはり弱点はつきもので、どうしても集客や販路拡大に使うという目的においてはちょっと弱い面が多いのも事実です。

最適解はワードプレスのノーコード

コスト圧縮で、独自ドメイン、オリジナル性の担保、これらを叶える最適解はノーコードでのワードプレスでの制作一択と今は思っています。

ブロックエディターという編集機能を使うと、コードを書かなくても、ある程度オリジナル性を保ちながらスピード感をもって制作できるという利点があります。

もちろん、ゼロからデザインをおこす従来の設計には及びませんが、十分にオリジナルなサイトを構築することは可能です。

このブログもSWELLという有料テーマをカスタマイズして制作しています。

自分でデザインしてワードプレスの実装することもできますが、こういう優秀なテーマがすでにあるのでそれを使いながらコンテンツを充実させた方がいいという考え方です。

もし、オリジナルでテーマをつくって実装して欲しいということであれば、最低50万円はかかってしまうと思ってもらった方がいいでしょう。

それだけ、ゼロからつくるということは大変だということですね。

依頼するなら制作会社?フリーランス?

予算が潤沢にあり、大きなプロジェクトであるなら、制作会社に依頼して、組織的に制作した方がいいと思います。その方が安心度も高いですしね。

そうでない場合、限られた予算で、できるだけ低コストで、でも他とは差別化したい、ということであれば、フリーランスのスタジオを利用することをおすすめします。

ただし、フリーランスの場合、その信頼度は人によって大きく変わってきます。

必ず信頼たる人なのか、の確認は必須です。

最低限

・連絡先
・住所
・経歴
・実績

を公開している人を選んでいただきたいと思います。

できれば、自前のWebサイトを持っていて、情報公開している、ブログを運営している人の方がワードプレスのノウハウが高いのでそういう人を見つけることがマストでしょう。

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